「天使の座り心地」「人をダメにするソファー」などのキャッチフレーズでおなじみのヨギボーですが、腰痛持ちの方はよく検討してから購入することをおすすめします。
身体全体を包み込み、最高の座り心地で立ち上がる気力がなくなる・・・のではなく、腰痛持ちの方は踏ん張りがきかずに立ち上がれないという実態があります。
今回の記事では実際に購入した方々の口コミなどを元に検証していきたいと思います。
使用してみたら「天国ではなく、地獄だった!」なんてならないよう、購入の検討材料にしていただければと思います。
それでは本題に行きましょう!
目次で流し読み
ヨギボーは腰痛持ちにおすすめしない!3つの理由
多くの方は「最高の座り心地=腰に優しい」と思うのではないでしょうか?
柔らかいソファーは座っていて楽ですし、身体を優しく包み込んでくれるので快適に感じます。
ですが筆者の見解としては「腰痛持ちの方はヨギボーをおすすめできない」です。
ここからは、「なぜリラックスできている状態にも関わらず腰痛持ちの方におすすめできないのか?」について検証していきたいと思います。
ヨギボーは腰(骨盤)に負担がかかる
ヨギボーに限らず、おしゃれなカフェなどにある柔らかいソファーは腰に対して大きな負担を与えます。
一見、固いソファーのほうが腰に負担がありそうなのですが、柔らかいソファーに座ると、腰が曲がった状態(骨盤が後ろ側に傾いた状態)になってしまいます。
この状態が長時間続くと、腰周りの筋肉が引っ張られたまま固まってしまい、最悪の場合、立ち上がったときにぎっくり腰になってしまうこともあります。
姿勢の変更がしづらく、同じ姿勢が長く続く
ヨギボーは柔らかい素材でできているソファーなので、姿勢が固定されてしまい、腰だけで上半身を支えることになります。
これが腰への負担を大きくする要因となるのです。
人間は立っているときより、座っているときの姿勢の方が負担は大きいと言われています。
オフィスなどでスタンディングデスクが採用されている背景にも、長時間座ることで受ける体への負担軽減を狙っています。
私自身も腰痛持ちであり、高級車の柔らかいシートに座っただけでも姿勢の変更がしづらい状況のため、非常に腰が痛くなってしまいます。
低い位置からの立ち上がりは腰に負担がかかる
ヨギボーに座ったときにヒザの位置が腰より高くなると、背中の姿勢が悪くなってしまいます。
皆さんは立ち上がるときに「よっこいしょ!」なんて掛け声は出しませんか?
これは結局のところ、掛け声で反動をつけないと立ちづらいため、ついつい出てしまうフレーズなのです。
低い位置から立ち上がることと、荷物を持ち上げる動作は腰への負担が大きくなってしまうのです。
腰痛持ちならベッドとしてもヨギボーを利用するのはおすすめできない
「ソファーとしてではなく、ベッドとして使う分には問題ないのでは?」と思うかもしれません。
実はソファーと同様に、ヨギボーをベッドとして利用した場合も腰へ負担が掛かってしまいます。
理想の寝る姿勢は立っているときと同じ、まっすぐな姿勢となります。
柔らかいベッドですとお尻や腰周りがベッドに沈み込んでしまい、身体がくの字になることで腰へ負担を掛けてしまうのです。
ですので、ヨギボーをベッド代わりに使用することも避けた方が良いでしょう。
コラム:安易に「ヨギボーは腰痛にも良い」という情報に気をつけて!
ネットにある口コミサイトでは、「ヨギボーは身体を優しく包み込むため腰への負担が少ない」「腰を包み込むようにホールドしてくれるから疲れない」などのコメントがよく見られます。本当でしょうか?
腰痛持ちでない人は確かに座り心地が良く感じるのかもしれません。
腰痛持ちの方におすすめできない理由を先ほどご説明しましたが、座り心地が良いから腰への負担が少ない訳ではありません。
柔らかいソファーに座ると、単に気持ちよく感じるだけなのです。
体が沈み込むほどの柔らかいソファーに座ると、上半身の全体重が腰に掛かってきますので腰痛に良い訳がないのです。
腰痛におすすめのグッズ3選
ここからは腰痛持ちの方におすすめしたいグッズを3つご紹介していきたいと思います。
人間は立っている姿勢が一番身体へ負担が掛からないことはお分かりいただけたかと思いますが、生活していく上では必ず座る場面が発生します。
少しでも腰への負担を和らげられるよう、便利な腰痛防止グッズを活用していきましょう。
1.LaKuun (ラクーン) 低反発 骨盤 クッション
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人間工学に基づいて設計されており、「体圧分散効果」で腰への負担を軽減してくれます。
オフィスなどで長時間座る作業をする方におすすめしたい商品となります。
2.EXGEL モニートツーリング シート
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こちらは長時間の運転を想定して設計されているクッションとなります。
エクスジェルが体圧を分散し、骨盤サポート、3D形状で安定した姿勢を確保できます。
3.腰痛対策クッション[コジット]
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整骨院の院長が監修した腰痛対策クッションです。
座るだけで骨盤が立ち上がり、正しい姿勢をキープできる優れものです。
長時間座っていても疲れにくく、持ち運びも便利なのでオフィスや自宅での使用など幅広く利用できます。
ヨギボーがお気に入りなら抱きまくらがわりに使えるヨギボーロールがおすすめ
腰痛持ちだが、どうしてもヨギボーが使いたい・・・そんな人にはヨギボーロールをおすすめします。
柔らかいソファーは腰への負担が大きいため、ソファーやベッドとしての使用は避けた方が良いことはご理解いただけたかと思います。
ヨギボーロールであれば、昼寝用のまくらとして使ってみたり、就寝時に抱き枕として使用することができます。
これだけでもヨギボーの質感や存在感を存分に感じることは可能です。
まとめ
今回は腰痛持ちの方を対象にヨギボーがおすすめできない理由を検証してきました。
今回の検証は、決してヨギボー製品を批判している訳ではありません。
ヨギボーに限らず、柔らかいソファーやベッドは、腰痛持ちの方に対して非常に腰への負担の掛かる製品なのです。
それを間違った認識で、知らず知らずに使い続けて腰痛が更に悪化してしまった人も多くいらっしゃいます。
今回の記事が「腰痛持ちだから柔らかいソファーを選ぶ」といった間違った認識をしている方々の手助けになれればと思います。